五輪パラ装飾、芸術と融合 第1弾は山口晃氏の絵画

共同通信

 東京五輪・パラリンピック組織委員会は16日、競技会場などを彩る装飾デザインの新たな展開として、日本の文化・芸術作品との融合を図る第1弾を発表した。画家山口晃氏の絵画を活用し、26日から成田空港で作品を掲示する。
 山口氏は油絵の技法を使って仕上げる画風が特徴。2019年のNHK大河ドラマ「いだてん 東京オリムピック噺」のオープニングで背景画を担当。パラの公式アートポスターも制作した。
 発表作品には東京タワーを中心にした俯瞰図などがあり、来日した選手らが日本をイメージしやすいデザインを選んだ。橋本聖子会長は記者会見で「日本の文化芸術を強く印象付け、東京大会ならではの個性を演出できる」と述べた。