武藤氏「聖火途切れない」 現実的な対応強調

共同通信

 東京五輪・パラリンピック組織委員会の武藤敏郎事務総長は7日にオンラインで記者会見を開き、大阪府で公道での聖火リレーを中止し、万博記念公園(吹田市)で代替実施することについて「形は違うが聖火リレーは行われる」と述べ、リレーは途切れないとの認識を示した。「現実的な対応で聖火リレーを続けることが重要だ」と語った。
 大阪府を走る予定の聖火ランナーは13、14両日で約200人であることも明らかにした。今後、公園内での走行を希望するかどうかを聞き取る。両日の到着イベントの開催については地元と協議する。
 新型コロナの感染状況によっては、他都市でも大阪と同様のケースが増える可能性がある。武藤氏は「地元自治体と相談する。計画変更が可能なのか、よく検討しなければならない。特段大きな状況変化がない限り、計画を前提に実施する」との方針を示した。