グリコ看板卒業生にエール 道頓堀、高校生ら"出演"

共同通信

 江崎グリコが15日夜から、大阪・ミナミで観光名所となっている道頓堀の電光看板に、今春卒業する高校生の思い出の写真を集めた映像を流し始めた。おなじみの「Vサイン」をする白のタンクトップ姿をしたランナーの大画面が15分ごとに切り替わり、卒業アルバムをめくるように映像が展開する。22日まで。
 グリコの担当者は「新型コロナウイルス禍でイベントや部活の自粛を余儀なくされた今年の卒業生を少しでも元気づけたい」と話した。
 映像には昭和学院高(千葉県市川市)、岡山学芸館高(岡山市東区)、清峰高(長崎県佐々町)が協力。マスクやマウスシールドを着けた高校生らが運動会や普段の学校生活を楽しむ様子が次々と映し出された。
 友人グループで埼玉県から卒業旅行に来た女子高校生2人=いずれも(18)=は春から大学生に。この1年は文化祭も机に座ったままリモートという窮屈さだった。2人は「動画の高校生の姿やメッセージに共感した。高校の友達とこれからもつながっていたい」と笑顔で語った。