東京五輪に向け情報発信 性的少数者拠点が開所
共同通信 来夏の東京五輪・パラリンピックに向け、性的少数者の情報発信拠点「プライドハウス東京レガシー」が11日、東京都内に開所した。運営団体によると、相談事業や資料収集、啓発イベントの実施など、性的少数者に関する総合的機能を担う日本初の常設施設という。
オープニングイベントで松中権代表は「社会の理解が進むよう、さまざまな情報を届けていきたい」と述べた。国際オリンピック委員会のバッハ会長は「東京大会が多様性と包括性を組み込んだことの重要な例」とする祝辞を寄せた。
プライドハウスは2010年バンクーバー冬季五輪の際、スポーツ界での性的少数者への理解を広める目的で地元団体が立ち上げたのが始まり。
プライドハウス東京レガシーはNPOや企業、オランダなどの在日大使館が共同運営。五輪・パラリンピックでは初めて、大会組織委員会の公認プログラムに認定された。