入賞の高校生と意見交換 五輪相、料理コンテスト

共同通信
「おもてなしコンテスト」入賞チームの高校生らとオンラインで交流する橋本五輪相=2020年9月9日午後、東京都千代田区「おもてなしコンテスト」入賞チームの高校生らとオンラインで交流する橋本五輪相=2020年9月9日午後、東京都千代田区

 橋本聖子五輪相は9日、東京五輪・パラリンピックに向けて実施した「おもてなしコンテスト」の入賞チームの高校生らとオンラインで意見交換した。海外選手を迎える「ホストタウン」の自治体と地元の農業高校などが、生産管理の認証を得た農場の食材を活用した企画を競ったもので、橋本氏は「食文化に配慮しながらアスリート目線に立ったメニューで感心した」と述べた。
 2チームが大臣賞を受賞し、鹿児島県鹿屋市、鹿屋中央高、鹿屋農高のチームはサツマイモを使ったメニューを考案。ドイツのホストタウンの宮崎県延岡市は、県と延岡学園高、県立農業大学校とのチームで、ドイツ人の味覚に合わせた料理を作った。
 鹿屋中央高の男子生徒が「自分たちが考えたメニューを五輪の選手村で採用して選手にも食べてほしい」と訴え、橋本氏は「アスリートや選手村に集う皆さんに食べていただけるように一緒になって頑張りたい」と応じた。
 コンテストには24道県の40チームが参加した。新型コロナウイルスの影響で3月の表彰式が中止されたため、今回のイベントが開催された。