各地の式典簡素化を協議へ 延期の東京五輪聖火リレー
共同通信 東京五輪・パラリンピック組織委員会の布村幸彦(ぬのむら・ゆきひこ)副事務総長は25日、新型コロナウイルスの影響で来夏に延期された五輪の聖火リレーについて、到着を祝う各地の式典の簡素化を検討する方針を示した。ランナーやルートは基本的に維持する。今後、各都道府県と協議を進める。
組織委はコスト削減のため、全般的な運営の見直しを進めている。布村氏は、リレー実施に際して感染防止の観点から「観客、関係者が密にならないように、しっかり対策を取っていかないと」との認識も明らかにした。
組織委は15日から各国・地域の国内オリンピック委員会(NOC)、国内パラリンピック委員会(NPC)と、延期された大会の準備について意見を交換しており、24日までにそれぞれ80以上の国・地域と実施。布村氏は、組織委の示した簡素化の方針は「基本的にご理解をいただいている」とした一方、競技面や選手の待遇は維持してほしいとの声があったことも紹介した。