「嵐」を親善大使に起用 政府、来年の日中交流で

共同通信

 【成都共同】外務省は25日、人気アイドルグループ「嵐」を2020年の「日中文化・スポーツ交流推進年」の親善大使に起用すると発表した。中国訪問中だった安倍晋三首相が23日に習近平国家主席に、25日に李克強首相にそれぞれ伝えた。
 交流年は東京五輪・パラリンピック開催を踏まえ、日中両国の外相らが出席した11月の会合で決定した。
 嵐は来年末での活動休止を発表。中国でも人気が高く、来年春には北京でのコンサートを予定している。外務省は関連イベントへの参加などを想定している。
 メンバーの桜井翔さんは25日、東京ドームでのライブを前に記者団の取材に応じ「大役で身の引き締まる思いです。日中文化交流の懸け橋になれるよう、中国の皆さんに日本の文化の素晴らしさ、われわれのパフォーマンスを知ってもらえたらと思っています」と語った。