ガンダム搭載の衛星公開 来春打ち上げ、五輪応援

共同通信
東京五輪・パラリンピック組織委員会が公開した、「機動戦士ガンダム」の模型を搭載した超小型衛星「ジーサテライト」のレプリカ=2019年12月3日午後、東京都港区東京五輪・パラリンピック組織委員会が公開した、「機動戦士ガンダム」の模型を搭載した超小型衛星「ジーサテライト」のレプリカ=2019年12月3日午後、東京都港区

 2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会は3日、宇宙航空研究開発機構(JAXA)や東京大と連携してアニメ「機動戦士ガンダム」の模型を宇宙に飛ばす企画で、模型を搭載した超小型衛星「ジーサテライト」のレプリカを公開した。実物は来年3月に打ち上げられ、選手への応援メッセージなどを発信して大会を盛り上げる。
 衛星は縦横10センチ、長さ34センチで重さ2・9キロ。「ガンダム」と「シャア専用ザク」の模型と電光掲示板を格納し、小型カメラ7台も搭載している。国際宇宙ステーション(ISS)に向けて補給船で打ち上げられた後、宇宙空間に放出され、電光掲示板に日本語、英語、フランス語でメッセージを表示。模型と共に撮影された画像を組織委がSNSなどを通じて公開する。
 東京都内での記者会見に登壇した宇宙飛行士の山崎直子(やまざき・なおこ)さんは「いよいよ宇宙世紀の始まり。企画に期待している」と話した。