東京パラで公式記録映像 IPC、NHK共同で
共同通信 2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会は11日、東京パラリンピックの公式記録映像をNHKと国際パラリンピック委員会(IPC)が共同で制作すると発表した。NHKがドキュメンタリー番組として放送し、その映像をもとにIPCが映画に仕立て直して国内外で上映する。
IPCが公式映像の制作に直接携わるのは初めて。IPCのパーソンズ会長は記者会見で「(上映により)障害者への理解、認識が大きく変わることを願っている」と話し、NHKの上田良一会長は「選手が困難を乗り越え未来を切り開く姿を、芸術性と創造性に富んだ視点で描く。共生社会への理解が深まる内容を期待する」と説明した。
著名な映画監督などは起用せず、NHKのプロデューサーが制作に当たる。競技のほかパラ選手の日頃の暮らしや練習の様子なども撮影する。