五輪の会場装飾に漫画も 日本文化発信で活用プラン
共同通信 2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会は15日、競技会場の周りなどを彩る「ルック」と呼ばれる大会の装飾に、日本のスポーツ漫画の活用を検討していると明らかにした。同日開かれた国内外のメディアを対象とした開催準備の説明会で公表し、担当者は「日本のポップカルチャーの代表が漫画。大会を盛り上げるためのデザイン」と狙いを語った。こうしたコラボレーションは五輪では珍しい試み。
東京大会のルックは日本の伝統色である紅や藍などを基調としたデザインで、会場のほか、街中や駅、空港にも掲げられ、大会の雰囲気を盛り上げる。浮世絵といった日本美術を取り入れたルックも検討している。
会議では、大会の主要な輸送ルートとなる首都高速道路などの高速道路について、過去大会で導入された関係者輸送のための専用レーンや優先レーンは基本的に設けない方針も報告された。一般道では一部、設置する。
首都高では料金を時間帯によって変動させる「ロードプライシング」や交通量削減の呼び掛けなどで対応する。