共生社会へ渋谷でイベント 五輪文化プログラムで来夏
共同通信
2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会は28日、来年8月25日のパラ開幕直前に「共生社会の実現に向けて」をテーマに、音楽やアートなどのパフォーマンスを東京都渋谷区で数日間、行うと発表した。来年4~9月に実施する公式文化プログラム「東京2020NIPPONフェスティバル」の一環。
都内で開かれた概要発表の記者会見で、責任者の元俳優でイベント企画会社経営の小橋賢児さんは、渋谷を選んだ理由として、同性パートナー制度導入など多様性推進に積極的であることや、若者や外国人の多い街であることを挙げた。イベントを具体化していく仲間として、車いすダンサーのかんばらけんたさんらを紹介した。
相模原市の知的障害者施設の入居者刺殺事件を機に共生社会の推進に取り組んできた神奈川県の担当者も出席。今年10月6日に横浜市の県庁などで同様のイベントを行うことを明らかにした。
文化プログラムは他に三つあり、国際交流イベントなどが計画されている。