復興テーマの巨大人形公開 「モッコ」デザイン完成
共同通信
2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会は29日、東日本大震災からの復興をテーマに作成する高さ10メートルの巨大人形「モッコ」のデザインを仙台市内で発表した。震災で大きな被害を受けた岩手、宮城、福島3県の児童らがデザインに携わった。
記者会見では高さ約120センチの模型も公開。竹やワイヤなどで骨格が作られ、鳥のくちばしや角が付いたかぶとと、マントを着用する。
組織委が20年4~9月に行う公式文化プログラム「東京2020 NIPPON フェスティバル」では、モッコが被災3県を巡回。復興への思いや感謝を伝えるメッセージを預かり、東京を目指す。
監修する福島県出身のクリエーター箭内道彦さんは記者会見で「東北の復興が、全国の被災地の希望となってほしい」と話した。
モッコは東北の方言「おだづもっこ」に由来し「ふざける」「ゆかいなお調子者、人気者」の意味。12月完成を目指す。