パラのピクトグラム発表 20年東京大会、23種類
共同通信
2020年東京パラリンピック開幕まで500日となった13日、大会組織委員会は競技種目を表す絵文字「ピクトグラム」23種類を発表した。五輪と同じく、「アスリートの躍動感を魅力的に伝える」をテーマにデザイナーの廣村正彰(ひろむら・まさあき)さんらのチームが担当。視覚障害の競技には目隠しの絵を入れ、車いす競技も分かりやすくデザインした。
視覚障害者でも触れて認識できるように、ピクトグラムが点字のように立体的に印刷されたポスターを作製し、イベントなどで掲示する。小学生のパラリンピック教育の一環として、ピクトグラムを用いたかるたの制作も予定している。
東京都中央区で発表会が行われ、パラトライアスロンで来年の出場を目指す谷真海選手(サントリー)が「ピクトグラムは選手にとって身近なもの。大会が近づいていると実感している」と高揚感を口にした。
パラリンピック3大会に射撃で出場した田口亜希さんは競技で使用した銃を持ってピクトグラムと同じポーズを取り「道具を使う選手が非常に多い。ピクトグラムを見て、競技を知ってほしい」と呼び掛けた。