巨大人形が被災地へ 東京五輪文化プログラム
共同通信
2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会は4日、来年4~9月に行う公式文化プログラム「東京2020 NIPPON フェスティバル」の概要を発表した。東日本大震災からの復興をテーマに、巨大人形が被害が大きかった岩手、宮城、福島などを巡り、人々のメッセージを預かって東京を目指すイベントなどが企画されている。
人形は「モッコ」と呼ばれる高さ10メートルほどのもので、東北の子どもらが製作に携わる。5~7月に東北各地を訪ね、東京に向かう。手掛ける福島県出身のクリエーター箭内道彦さんは東京都内での記者会見で「東北のメッセージを世界に発信し、世界や全国から受け取ったものを東北に持ち帰りたい。それが新たなレガシー(遺産)になる」と話した。