南部鉄器など東北3県商品 東京五輪、工芸品とコラボ

共同通信
2020年東京五輪・パラリンピックと東北3県の伝統工芸品のコラボ商品。奥は南部鉄器の急須と風鈴、左は大堀相馬焼のぐい飲みと白河だるま、右は玉虫塗の小物入れとしおり(大会組織委員会提供)2020年東京五輪・パラリンピックと東北3県の伝統工芸品のコラボ商品。奥は南部鉄器の急須と風鈴、左は大堀相馬焼のぐい飲みと白河だるま、右は玉虫塗の小物入れとしおり(大会組織委員会提供)

 2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会は8日、全国の伝統工芸品と組んだ大会公式商品を制作するプロジェクトの第1弾として、岩手県の特産品である「南部鉄器」の急須と風鈴など、岩手、宮城、福島の東北3県の商品を13日から発売すると発表した。
 プロジェクトは大会を通じて日本文化を広く発信するのが狙い。東日本大震災で甚大な被害を受けた3県の伝統技術のPRにもつながりそうだ。
 福島県は江戸時代中期以来の歴史を誇る「大堀相馬焼」のぐい飲みと縁起物として知られる「白河だるま」、宮城県はつややかな発色と光沢が特徴の「玉虫塗」の小物入れとしおりが今回商品化された。いずれも東京大会のエンブレムがあしらわれている。
 公式ショップ新宿西口店、13日にオープンする福島店のほか、公式オンラインショップ(URLはhttps://tokyo2020shop.jp/)、全国の新聞社でつくる「47CLUB」が運営する技わざオンラインショップ(http://wazawaza―select.jp/)で購入できる。