日本の伝統色をデザインに 東京五輪ボラのユニホーム
共同通信 2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会は14日、ボランティアを含む大会スタッフ約12万人が着用するユニホームのデザイン選考について、大会の基本カラーである日本の伝統色の藍、紅、桜、藤、松葉の中から決める方針を明らかにした。大会スポンサーのアシックスと組織委で製作した30のデザイン案から絞り込み、来年3月中旬までに大会スタッフ用と東京都が募集する都市ボランティア用の2種類を決める。公募は実施しない。
14日には組織委のデザイン選考委員会の初会合が開かれ、元SMAPの香取慎吾さん、ファッションデザイナーのコシノヒロコさんらが出席。大会マスコットの選考にも関わったファッションジャーナリストの生駒芳子座長は「日本的ではあるけれども躍動感のあるスポーツの大会にふさわしいものを選んでいこうと考えている」と述べた。
ユニホームのデザインは、競技会場内で一目見て大会スタッフと分かる必要がある「識別性」、老若男女が着ることができる「寛容性」などが求められる。機能面は暑さ対策として通気性を重視する。