「こどもの城」複合拠点に 小池知事、活用方針示す

共同通信

 東京都の小池百合子知事は26日、都議会定例会本会議の代表質問で、2015年に閉館した国立児童館「こどもの城」(渋谷区)について、都が土地や建物を国から購入し、改修した上で学習や人材育成などの複合拠点として活用する方針を明らかにした。今後、国との協議を進める。
 小池氏は「可能性を有した土地で、建物を取り壊すのはもったいない。誰もが利用できる施設へとリノベーションして『都民の城』とも呼べるような複合拠点を創出していきたい」と述べた。また、20年東京五輪・パラリンピック期間中の活用も検討するとした。
 こどもの城は全国で唯一の国立児童館として1985年に開館。子どもの遊びの場として多くの人が訪れ、館内にあった青山劇場と青山円形劇場はバレエや演劇の拠点として親しまれていたが、老朽化などを理由に3年前に閉館した。