東京五輪へPRリレー 世界文化遺産の連携会議
共同通信 全国の世界文化遺産の地元市町村長や有識者らでつくる「世界文化遺産地域連携会議」が6日、東京都内で総会を開いた。2020年東京五輪・パラリンピックの前後に、各地で遺産をPRするイベントを次々と行う「リレー催事」を開催する方針を確認した。
期間は19年10月ごろから20年10月ごろまでの約1年間を予定。各地の祭りや行事、新たに企画するイベントなどのうち、海外に日本の魅力を発信できるものを12~32件選び、来年の総会で正式決定する。
候補として、姫路城(兵庫県姫路市)の外壁に映像を映し出す年越しイベントや、二条城(京都市)で金魚の入った水槽をライトアップする展覧会などを挙げた。岐阜県白川村の成原茂村長は総会で「訪日観光客の誘致に向け、いろんな形で連携しながら東京五輪につなげていきたい」と述べた。
連携会議は11年に任意団体として発足。今回は一般社団法人に移行後初めての総会だった。