日本遺産、新たに13件 箱根旧街道や桃太郎の里
共同通信
文化庁は24日、地域の有形、無形文化財をテーマでまとめて魅力を発信する「日本遺産」として新たに13道県の13件を認定した。第4弾となる今回で計67件となった。新たな日本遺産は神奈川、静岡両県にまたがる箱根の旧東海道を中心とした「旅人たちの足跡残る悠久の石畳道」や、鬼退治の伝承に関係する史跡などで構成する「『桃太郎伝説』の生まれたまち おかやま」など。自治体から申請があった76件の中から有識者が選んだ。
日本遺産は東京五輪・パラリンピックが開催される2020年までに約100件に増やす。今回は山梨、静岡、宮崎の3県で初めて認定。日本遺産がないのは岩手、東京、鹿児島、沖縄の4都県となった。
東京都内で開かれた認定証交付式には、関係自治体の首長らが出席。林芳正文部科学相が「地元を訪れる国内外の多くの人に地域の歴史、文化に根ざしたストーリーや感動を伝えてほしい」とのメッセージを寄せた。