五輪メダル候補、3作品に 組織委がデザイン審査
共同通信 2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会は25日、大会のメダルのデザインを決める審査会を開き、候補を五輪、パラリンピックとも、それぞれ3作品にまで絞り込んだ。真ちゅうで試作品をつくり、今夏に採用作品を決める。その後、製造に入る。デザイン発表は19年夏ごろになる。
プロのデザイナーやデザインを専攻する学生を対象としたコンペには五輪、パラリンピックとも214作品の応募があった。事前審査で五輪は42作品、パラリンピックは43作品まで絞り込み、この日は審査員による議論と投票で3作品ずつを選んだ。
組織委は審査基準として「東京と日本が持つ先進性と伝統の融合が感じられること」などを挙げており、審査会副座長を務める女子マラソンの五輪金メダリストの高橋尚子(たかはし・なおこ)さんは「多くの東京を目指す選手に、一つの光となるようなメダルをつくっていきたい」と述べた。