五輪メダル審査に奥山氏ら 「四季島」などデザイン

共同通信

 2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会は2日、大会のメダルのデザインを決める審査会のメンバーとして、JR東日本の豪華寝台列車「トランスイート四季島」などを手がけた工業デザイナーの奥山清行(おくやま・きよゆき)さん、アートディレクターとして活躍する吉田(よしだ)ユニさんら13人を発表した。
 マラソンの高橋尚子(たかはし・なおこ)さん、柔道の野村忠宏(のむら・ただひろ)さんの五輪金メダリストも選ばれた。座長は金属工芸家で、大会のエンブレムとマスコットの選定にも関わった宮田亮平(みやた・りょうへい)文化庁長官が務める。
 プロのデザイナーやデザインを専攻する学生らを対象としたコンペには421人がエントリー。審査会で平面と立体の2段階で審査し、夏ごろをめどにデザインを決定する予定。発表は19年夏となる見通し。東京大会のメダルは使用済み携帯電話や小型家電を集めて再生金属でつくるプロジェクトが進んでいる。