日中韓の五輪前に写真展 3カ国通信社、ソウルで
共同通信
【ソウル共同】2018年から五輪が韓国と日本、中国の順に続くことを前に、共同通信社と韓国の聯合ニュース、中国の国営新華社の3通信社が合同で、五輪の印象的な場面や自国の自然を切り取った写真展をソウルの「大韓民国歴史博物館」で開催、5日開幕式が開かれた。
写真展にはバンクーバー五輪フィギュアスケート女子で金メダルの金〓(女ヘンに研の旧字体のツクリ)児(キム・ヨナ)さんと銀メダルの浅田真央(あさだ・まお)さんが競技を終えて抱き合う瞬間や、韓国と北朝鮮の軍事境界線付近に広がる非武装地帯(DMZ)に残る手つかずの自然を写した作品など90点が展示された。
来年2月の開幕まで157日に迫った2018年平昌(ピョンチャン)冬季五輪の準備を進める韓国文化体育観光省の盧泰剛(ノ・テガン)第2次官は「この写真展が東アジアの"文化共同体"をつくる最初の一歩になってほしい。平昌大会成功のため全力を尽くす」と祝辞を述べた。
長嶺安政(ながみね・やすまさ)駐韓日本大使も出席し「3カ国を代表する通信社の報道写真を同時に鑑賞できることは貴重な機会で、それぞれの国のジャーナリストの視点や互いの考え方を理解する機会になる」と述べた。