式典監督、年内にも決定 20年東京大会の開閉会式 

共同通信

 2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会は20日、開閉会式のコンセプトなどを協議する「有識者懇談会」を開き、式典の演出を手掛ける監督を年内にも決定する方針を固めた。大会のエンブレムやマスコットの選定で採用した公募は行わず、事務局が有識者懇談会とともに選定を進め、最終的に理事会で承認する。複数の人物になる可能性もあるという。
 同日の懇談会では人選に関して「海外の人から共感を得られる人物がいい」「崇高さとエンターテインメントの両方を表現できる人がいい」「若手を登用することが大事」などの意見が出た。
 演出を決める際の指針となる基本コンセプトについては「平和」「未来」「共生」「日本」「復興」「アスリート」「参画」の七つのテーマを柱に据え、五輪、パラリンピックのそれぞれの開閉会式の式典を一連の「4部作」として「起承転結」で構成する方向性も固めた。