北方領土で聖火リレーを アイヌ文化発信も要望
共同通信 北海道は24日までに、2020年東京五輪・パラリンピックの開催に向け、北方領土を巡る聖火リレーや、開会式や文化プログラムでのアイヌ文化の発信を大会組織委員会に要望した。
聖火リレーでは、北方四島での日ロ共同経済活動の発展やスポーツを通じた友情を象徴する取り組みとして、北方領土と北海道・根室地方のほか、白老町に建設予定のアイヌ文化施設を巡るコース設定を求めた。
2月の札幌冬季アジア大会開会式では、アイヌ民族の踊りで各国選手団を歓迎した実績があり、道は「東京五輪はアイヌ文化を世界に発信する機会」とも強調。競技施設や選手村での道産食材の提供や、道産木材を使った表彰台や記念品の配布も提案した。