東京のホールDB公開へ 都、不足問題で計画
共同通信 東京都は30日、首都圏のコンサートホールや劇場が2020年東京五輪・パラリンピックに向けた改修などで不足している問題に対応するため、今後の取り組み計画を発表した。大学や企業の施設を積極的に活用するほか、都内施設の詳細情報を一元的に得られるよう、データベースを作成して17年度中に公開する。
首都圏では、老朽化によるホールなどの閉鎖が続いている上、五輪を控えたスポーツ共用施設の改修時期が重なり、文化関連イベントに支障が出ているとの指摘がある。
このため、都の計画では国や関係団体と情報交換する会議を開催し、連携を強化。小池百合子知事は美術館や歴史的建造物を会議場などとして活用する事業を進めており、そうした事業と連携して芸術関連のイベントでも使っていくことを盛り込んだ。
この問題では日本芸能実演家団体協議会が都に対策を求めていた。