文化発信ロゴを発表 政府、五輪イベントで
共同通信
政府は27日、2020年東京五輪・パラリンピックを機に日本文化を世界に発信するため、食文化や歌舞伎、アニメなどに関する事業や活動に付ける公式ロゴマークを発表した。賛同の意を表す親指を上げたジェスチャーをモチーフにした案が採用された。
ロゴマーク案は、東京芸大など国内の芸術系大学でつくるコンソーシアム(共同体)に参加する学生、大学院生から募集。デザインの専門家らが審査し、39作品の中から横浜美術大3年の菅原(すがわら)みこさん(20)の案が選ばれた。
丸川珠代五輪相は「20年に向かって文化も盛り上げ、日本全国でこのマークが見られるような展開をしていきたい」とあいさつした。
東京五輪開催後を見据え、世界が注目する日本文化を後世に残す「beyond(ビヨンド)2020プログラム」として選んだ事業や活動でロゴを使うことができる。ロゴの使用申請は昨年12月から受け付けている。