五輪前に日本の伝統知って 来月10日、明治神宮で催し
共同通信
2020年の東京五輪・パラリンピックを前に、日本の伝統文化を海外から来た人に紹介し、日本人にも再認識してもらうイベントが12月10日、東京都渋谷区の明治神宮会館で開かれる。
題名は「和の心~雅楽・武道~」。明治神宮の神職や宮内庁楽部が演奏する管弦「越殿楽(えてんらく)」や、みこによる神楽などを口頭による解説付きで楽しむことができる。合気道や剣道などの演武も披露。いずれも解説には英語の同時通訳が付く。
明治神宮の周辺は、代々木体育館など五輪と縁の深い施設が多い上、2020年は神宮が創建されて100年を迎える年でもあることから、明治神宮国際神道文化研究所(佐藤正宏(さとう・まさひろ)所長)が「両方の機運を高めたい」と企画。海外に日本の文化を正しく紹介することができる先進事業として、政府の東京五輪・パラリンピック推進本部からも認められている。
当日は午後1時半からで参加無料だが、明治神宮のホームページから申し込みが必要。締め切りは12月4日、定員は千人。問い合わせは同研究所、電話03(3379)9338。