すみだ北斎美術館が開館 浮世絵など収蔵
共同通信
江戸時代後期の浮世絵師、葛飾北斎(かつしか・ほくさい)の作品などを収蔵した「すみだ北斎美術館」(東京都墨田区)が22日、開館した。
墨田区に住む仲田俊幸(なかだ・としゆき)さん(54)は会社を休んで早朝から来館。「『隅田川両岸景色図巻』を見るのを楽しみに来た。国内外の各地から、お客さんにたくさん来てもらえたらうれしい」と語った。
企画展示室では来年1月15日まで「北斎の帰還」展を開催する。常設展示室では、多色刷りの版画「錦絵」の制作工程を解説し、北斎のアトリエを再現。来館者は絵師の人生をたどることができる。
同館は、世界的な建築家妹島和世(せじま・かずよ)さんが設計した。