東京五輪に向け国際会議 京都で開幕、山中氏ら講演
共同通信
2020年の東京五輪・パラリンピックや19年のラグビー・ワールドカップ(W杯)日本大会に向けて文部科学省などが開催する国際会議「スポーツ文化ワールドフォーラム」が19日、京都市で始まった。
講演した京都大iPS細胞研究所長の山中伸弥(やまなか・しんや)教授は「ノーベル賞受賞者に京都にゆかりの人が多い理由の一つは京都の文化と伝統。文化に触れると、新しいアイデアにつながる」と話した。
東京五輪に向け特色ある地方をどう発信するかが課題となる中、午後には、全国5市長が文化や芸術を通じた地域振興策を話し合い、新潟市の篠田昭(しのだ・あきら)市長は同市で開催された芸術祭などを紹介。兵庫県篠山市の酒井隆明(さかい・たかあき)市長は「自然や歴史的町並みといった魅力の向上に力を入れている」と強調した。
会議は22日まで京都市と東京都で開かれ、文化やスポーツによる国際貢献の在り方について議論する。20日には東京都で国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長が基調講演する。