1万人の東京大茶会開幕 オリ・パラ機運醸成へ
共同通信
お茶文化を気軽に楽しむ秋恒例のイベント「東京大茶会」が15日、東京・汐留の浜離宮恩賜庭園で開幕した。今年は2020年東京五輪・パラリンピックの機運を高める文化プログラムとして東京都などが主催。2日間で1万人の来場が見込まれている。
広大な庭園には屋内の茶席のほか、青空の下で茶を堪能する野点(のだて)の席が設けられた。日本庭園の背後に汐留の高層ビル群を望みながら英語解説付きで楽しむ野点や、初心者が2人一組でお茶をたて合う「茶道はじめて体験」なども人気。一般の参加者をはじめ、招待された各国大使館関係者も日本伝統の茶の儀式を笑顔で堪能した。
新婚旅行で妻を伴い米国から来日したライアン・バデルスナイダーさんは「青空の下で最高。こんな体験ができる機会をもっと増やしてほしい」と満足そうだった。東京大茶会は16日まで。