五輪機に地域文化発信 文化プログラムで議連

共同通信

 2020年東京五輪・パラリンピックに伴い全国で実施される文化行事を地域振興につなげようと、自民党の有志が4日、議員連盟を設立した。国会内で開いた総会では、五輪を機に、日本の地域文化の発信を強化すべきだとの意見で一致した。
 会長に就任した塩谷立元文部科学相は「日本には地域に根差した多様な文化がある。一緒に盛り上げ、レガシー(遺産)を残したい」とあいさつ。丸川珠代五輪相は「オリンピックは文化の祭典でもある」と強調し、政府として文化行事の支援を強化する考えを示した。
 大会開催国は五輪憲章に基づき、文化活動も活性化するよう求められている。政府は東京五輪に向け、今後4年間に日本各地で絵画展や演劇公演など約20万件の行事を開催し、約5千万人の参加者を呼び込む目標を掲げている。