文化プログラムがスタート 東京五輪への機運高める

共同通信
装束付き舞囃子「吉野天人」を演じる梅若玄祥さん=7日午後、東京都中央区装束付き舞囃子「吉野天人」を演じる梅若玄祥さん=7日午後、東京都中央区

 2020年東京五輪・パラリンピックに向け、大会機運を高めるために実施される文化プログラムの第1弾「幕開き 日本橋」が7日、東京・日本橋の特設ステージで行われた。東京パラリンピック終了までの4年間を「文化オリンピアード」とし、文化活動を通じて、地域の活性化や若者の参画促進などを目指す。
 開幕式典に出席した小池百合子(こいけ・ゆりこ)都知事は「五輪・パラリンピックは多くの人々が創造性を発揮する文化の祭典ともいえる。20年に向けて東京の文化と魅力を世界に向けて余すところなく発信していきたい」とあいさつした。6日にデザインが発表された認証マークも披露された。
 ステージでは、日本舞踊の藤間勘十郎(ふじま・かんじゅうろう)さんと人間国宝の能楽師・梅若玄祥(うめわか・げんしょう)さんが登場し、映像や立体的な音響を利用した現代的な演出と伝統芸能を融合させたパフォーマンスで盛り上げた。