東京パラリンピック満員に 教育など取り組み強調
共同通信
【リオデジャネイロ共同】東京都オリンピック・パラリンピック準備局の児玉英一郎(こだま・えいいちろう)総合調整部長(52)は15日、リオデジャネイロ市内で開かれた国際パラリンピック委員会主催の会合で、2020年東京パラリンピックを「満員の観客で盛り上げ、史上最高の大会にすることを目指す」と述べ、準備状況を報告した。
児玉氏は「大会を契機に、障害のある人もない人も互いに支え合う共生社会の実現に力を尽くす」とし、都が進める学校教育やボランティア養成の取り組みを強調した。
都内在住でボランティアの経験がある人は現状では25%だが、大会を経て「40%にまで引き上げたい」とボランティア文化定着を掲げた。出席者は「共生社会に向けて何をするべきか」と質問。児玉氏は「まずはパラリンピックの競技に関心を持ってもらうことが大事だ」と答えた。
会合は「インクルージョンサミット」。各国から数十人が参加し、パラリンピックや共生社会について話し合うため開催された。