全国に東京五輪効果波及を 知事会、キャンプ誘致要請

共同通信

 全国知事会は17日、2020年東京五輪・パラリンピックの開催効果を全国に波及させるため、政府に対し、事前キャンプの誘致支援や全都道府県が参加する聖火リレーの実現を提言した。

 追加種目に決まった野球・ソフトボールなどについて、東日本大震災の被災地をはじめ地方での開催を検討するよう要望。地方での選手強化や指導者育成、障害者スポーツ推進に対する支援も求めた。

 開会式や大会関連の文化イベントで、着物や神楽、アイヌ古式舞踊など日本の伝統文化を発信する場を設けるよう提案。選手村を含む関連施設では、大型木材パネルなどを率先して利用し、日本が持つ「木の文化」をアピールするよう訴えた。