リオ五輪公式文化プログラム、日本人美術家の作品が採用

共同通信

 リオデジャネイロ五輪の公式文化プログラムにロンドンなどを拠点に活動する美術家の森万里子さんの作品が採用され、2日にお披露目された。リオデジャネイロ市近郊の滝の上に設置された作品のタイトルは「Ring:One With Nature」。直径3メートルほどの環状のオブジェに「五輪のシンボルは全ての国や民族を表した平和の象徴。そこに自然をたたえる新しい輪を加えたかった」との思いを込めた。

 作品は60メートル近くある滝の下から仰ぎ見る形となる。アクリル製で光の当たる角度によって青や金などさまざまな色に輝くように工夫をこらした。この日は雨交じりの曇り空で輝きは鈍かったが、100人以上の観光客や報道陣が見守る中、白い衣装を着た森さんが登場してパフォーマンスを行った。