五輪千日前各地でイベント 2020年東京五輪の開幕まで千日となった28日、東京・日本橋で記念イベントが行われ、雨天の中で残り...
共同通信2020年東京五輪開幕千日前の記念イベント。「1000」をアピールする山車が登場した=2017年10月28日午後、東京・日本橋(魚眼レンズ使用)
2020年東京五輪の開幕まで千日となった28日、東京・日本橋で記念イベントが行われ、雨天の中で残り日数「1000」を示すカウントダウンボードがお披露目された。「1」と三つの「0」を乗せた4台の山車も登場し、小池百合子都知事は「わくわく感とともに機運を盛り上げていきたい」とあいさつ。鈴木俊一五輪相は「東京都や大会組織委員会と力を合わせ、国民的な行事を成功させたい」と述べた。
日本橋の街並みは大会エンブレムの大きな旗が飾られ、五輪ムード一色となった。重量挙げの三宅宏実(みやけ・ひろみ)選手(いちご)や歌舞伎俳優の市川海老蔵さんらも出席し、新種目のバスケットボール3人制の体験会も行われた。
東京スカイツリーで行われたイベントでは東日本大震災の被災地、福島県南相馬市の原町高吹奏楽部の生徒が演奏や合唱を披露。「千日後の東京五輪開会式がすごく楽しみ。福島県では野球・ソフトボールの開幕戦が行われるのでぜひ来てください」と呼び掛けた。同日夜にはスカイツリーが五輪マークをイメージした5色に彩られた。
新国立競技場に隣接する明治神宮外苑では追加種目スポーツクライミングなどの体験イベントが行われた。客足はまばらだったが「東京五輪音頭2020」の実演で盛り上げを図った。